気まぐれな笑いの神様は残酷だ

mixi日記の転載を開始。
過去日記の文字化けはなんでじゃ。



好い加減自分語りもどうよ?
と思いつつ、作品のレビューなどをしても結局自分語り。
なんだろう、何か強力な強迫観念でも出来たかな。
と思いつつ、今日も駄文がとまらなーい。


たまには時事ネタ。


前日の日記で、
娯楽に上質もくだらないもねぇ、などと言う事をはいてしまいましたが、
楽しませる側、楽しむ側、
もっと平たく、笑わせる側、笑う側との関係を考察したいと思います。


他人を笑わせる事、これって結構難しい事ですよね。


ギャク、ユーモア、冗談、
はたまた自然と行った行動が本人が意図しない笑いを誘ったり、
と様々な方法があります。


身近な人、特定の少人数ならまだしも、
その笑わせる対象を大きく広げ、不特定多数を笑わせようとすると、
それは、類まれなるセンスと才能を求められたりする訳です。


お笑い芸人、コメディアンと言った方々はその最たるもので、
非常に厳しい世界に晒されている、と思います。
お客さんの反応が、その存在意義のすべてですから。


「笑わせる事」
動機がなんであれ、
より幅広い層、男女問わず多くの人を笑わせるためには、
「わかりやすさ」が必要なのは言うまでも無いでしょう。
そしてそこには、
人々の間である種の「共有した感覚」が発生しているとも言えます。


そして、「笑わせる事」と言った、
明確な意図をもって行動する事を、
「パフォーマンス」などという言葉で表現されていたりしますね。


「パフォーマンス」という点から考えれば、
政治家の政治活動も全く同様な事と考える事ができます。


それこそ動機はどうあれ、
「政策」を実現するため、
「わかりやすい」パフォーマンスで多数の有権者の支持を得る事。


それらの行為は、
先に書きました「笑わせる事」と、
全く同様の過程が発生する、と言えるでしょう、かなり乱暴ですがw


政治家は有権者の支持を得るべく、
「わかりやすい」パフォーマンスにて、有権者の支持を得る。


それが故に、
政治家が有権者に訴えるパフォーマンスは、
時としてより重要な問題を差し置いてでも訴えられる事がしばしありますよね。


はい、漸く本題です。
つい最近、とても「わかりやすい」パフォーマンスにて、
多数の有権者に「共通の感覚」を訴える事に成功した政治家がいます。


『民主・石井氏らに批判殺到 首相への「漢字テスト」』
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/214683/


何故成功したのか?
それが類まれなるセンスと才能によるものか、
はたまた、単なるマグレだったのか?はさておきw


ここまで反応がおこる、というのは、
パフォーマンスを行った側の意図がとても明確に伝わったからですねw


参院予算委員会という場で、
わざわざパネルまで用意し討議に時間を掛け首相を問いただす事。


それは、紅白で歌うPefumeの口パクを延々問いただす様な行為かとw


なにもそこまでして、
「わかりやすい」パフォーマンスにて自虐しなくても良いじゃないの?、
と自虐ネタ好きの私はつくづく羨ましく思いますw


そりゃまぁ、「笑いを取る」方法のひとつに、
すでに確立しきった定型、様式、構成をあえて使う、
という手法もありますけどさ。
何もそこまでその手法を追求しなくても良いじゃないですさ。
ある種完成された様式美、
ドラマで言う「水戸黄門」や「火曜サスペンス」の様なもの。


誰が初めに言ったかは知らないが・・・「民主党ブーメラン」


でもこのパフォーマンスについては、
かの政治家、民主党にとって新しい政策の試みなのかもしれません。
何しろ「参院予算委員会」という場なのですから。


某巨大掲示板に「はっ」気が付かせる書き込みが在りました。


980 名無しさん@九周年 [sage] Date:2009/01/22(木) 08:11:11 id:hRn2kaBy0 Be:
 あのパネルつくったのうちの会社ww

 データ作成 無料
 インクジェット出力 7000円
 7mmドライマウント 3500円
 マットラミネート 2400円

 3部出したから代金は*3

 いまどき定価で取れる客って貴重だよね。


100年に一度、といわれるほどの金融危機、世界情勢の中、
定額給付金より確かに分かりやすく実行力を持ち、その場で即可能な政策。


これはかの政治家、ひいては「民主党」が行う画期的な経済対策だったのです!


・・・ねーよw
ほんと「笑わせる事」は難しいわ。